自分の気持ちを大切にする選択

中学生の頃、私はクラスの男子からいじめを受けていました。

それから20年ほど経ったある日、
共通の友達を通して、
「当時いじめていた人が、土下座して謝りたいと言っているよ」
と聞きました。

突然のことで、正直とても驚きました。
そして同時に、いろいろな気持ちが湧いてきました。

私はまだ、当時のことが心に残っていて、
完全には癒えていませんでした。
「まだ許せない」
「正直、会いたくない」
そんな気持ちが強くありました。

なので私は、
「今は会いたくないです」
と伝えることにしました。

あとから、
「冷たかったかな」
「会ってあげたほうがよかったのかな」
と、少し迷った気持ちもありました。

でも、時間が経った今は思います。
いじめの経験に、時効はないのだと思います。
心の準備ができていないまま、
無理に前に進まなくてもいいのだと。

この出来事を通して、                                  自分の中にあった考えにも気づきました。

それは、
「許すなら会う」
「許さないなら会わない」
という、いつの間にか自分の中でつくりあげていた、少し偏った考え方でした。

でも実際は、そうとは限りません。

会っても許さなくていいし、
会わなくても、心の中で少しずつ手放していくこともできます。
許し方も、距離の取り方も、人それぞれです。

大切なのは、
今の自分がどう感じているか。

無理に大人になろうとしなくていいし、
誰かの期待に合わせる必要もありません。

これは、私にとって
「自分の気持ちを大切にする選択」だったのだと思います。

もし今、
過去の出来事や人間関係で迷っていることがあるなら、
一度、静かに自分に聞いてみてください。

あなたは今、
自分の本当の気持ちを大切にできていますか。